2012年05月06日

揖宿神社のムクノキ

 鹿児島県薩摩半島の南端に指宿市があります。指宿(いぶすき)と言えばやはり温泉ですね。個人的には九州で温泉と言えば別府や湯布院が真っ先に思い浮かぶのですが、九州で温泉というと指宿の名を挙げる人が多いように思います。

 今回指宿にやって来たのは温泉が目当てではなく、どうしても揖宿(いぶすき)神社に行ってみたかったからなのでした。

田の神依代ムクノキ.JPG
   揖宿神社 田の神依代(よりしろ)ムクノキ

 揖宿神社前方の川の土手?にその樹はありました。目当ては神社境内にある巨大クスノキ群でしたが、神社直前に太い樹があったのでいいもの見〜つけた! 揖宿神社横の駐車場に車を止めた時に気付いた駐車場と境内の狭間にあるそこそこ大きい銀杏の樹も興味ありましたが、個人の性分上どうしても神社の正面から鳥居をくぐって入らなければ行けないと思う所があって、まずはうれしくって神社目前に見えた太い樹に近づいていったら大当たり、写真に記録するに相応しい樹でした。写真撮影を終えてようやく鳥居をくぐり境内に行くもやたらと太いクスの樹が何本か確認、どれが一番太いのかわからないのでとりあえず散策して見つける事にしよう。・・・つづく
揖宿神社 田の神依代(よりしろ)ムクノキ
昭和51年3月8日 指宿市有形民族文化材指定
科名 ニレ科
樹齢 約300年
幹周り 3.1m
樹高 21.1m
(↑文化財指定当時の記録かと思われるので現在の数値は??)

 ムクノキが何故文化財指定なのか不思議に思う方も多々いることでしょう。
 揖宿神社のお田植え際が昭和28年まで続いていましたが、青年が少なくなり絶えてしまいました。お田植え際の時、ムクノキを田の神の依代とする石像出現前の原初的形態を残す貴重な事例でしょう。「住持は元日田、二月田、九月田、霜月田、祓田、御油田、納来田と字名ありて、お田植え盛んなりしも今は僅かに霜月田と御手洗田28歩を残し、5月朔日のお田植え際の旧式祭事をなすのみ」・・・神社明細帳より
以上ムクノキ前の看板より。
 絶えたとはいえ地元で昔からある祭事に多いに関係している事から有形民族文化財に指定されているのでしょう。依り代と言えば神社では榊(さかき)を使用するのが一般的ではないかと思うのですが、ここではムクノキ自体を依り代にしているのですね。
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2012年05月04日

火山の麓

 宮崎県と鹿児島県の県境にかけて広がる火山群があります。その名を霧島山といいますが、またの名を霧島連山、霧島連峰とも言います。いくつもの峰が集まる山域の総称が霧島山であって “霧島山” という固有名詞の山はありません。霧島山一帯は霧が多く空から見た景色が霧の中に峰が浮かんで見える様から霧島山と言うそうな。(詳しくは神話の中の天孫降臨の話になります)最近噴火した宮崎県側の新燃岳(しんもえだけ)も霧島連山の一角になります。活動レベルはBで、現在噴火警戒レベルが3(入山規制等)が発令されているようです。

リンク:霧島山が噴火、警戒レベル3に 噴煙高さ1500m

リンク:霧島山に関する規制状況

 歴史的にも幾度も爆発・噴火を繰り返して来た霧島山麓には宮崎県側、鹿児島県側それぞれにいくつかの神社がありますが、今回霧島神宮を訪れました。霧島山麓にある神社の中で度重なる噴火にもめげず移転をせず踏ん張っている東霧島神社(つまきりしまじんじゃ)が宮崎県側にありますが、今回訪れた霧島神宮は幾度も焼失し移転を余儀なくされた神社です。その割にはやたらと敷地が広く建築物は小綺麗で美しい建築の社殿でした。

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          霧島神宮

 上の写真の階段を上ると長い、なが〜い参拝道がお目見えになります。ちょっぴり上り坂で玉砂利が敷かれた参拝道です。霧島神宮の参拝道に上がる階段に行き着く前にも巨大鳥居があって橋があってそこそこ歩く訳ですが、紹介はカット。またすべての行程を歩かなくても参拝道中段、又は中間地点近くまで車で行く事ができます。異様に広い駐車場なので端っこに止めなければならない時は随分おっくうな気分になるでしょう。

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         長い参拝道

 長い参拝道を歩いてゆくと朱塗りの社殿が徐々に大きくなってきます。社殿の広場に行き着いた時はもう少し大きな社殿かと思ってましたが、なかなかこじんまりしているのでちょっと拍子抜けかも・・・。こじんまりしているとは言っても本殿は壁に囲まれて見えませんが、屋根を見ていると美しい建築美です。目に見える拝殿も随分奇麗なので造りは新しいのかと思いきや現在の社殿は第21代藩主主島津津吉貴公の寄進で1715年に重建された物だそうです。ちなみに国指定の重要文化財になってます。しかし約300年前の建築物には見えん!まめに手入れされているようです。

 後から気づきましたが拝殿横の木製立て札に国の重要文化財に指定されいる様な事が書いてありました。

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        勅使殿、又は拝殿

 拝殿は朱塗りが映え、装飾が美しいです。これぞ日本の神社と言った趣か。本殿は写真しか見ていないですが、拝殿以上に細かな装飾が施され色とりどりで極めて美しいです。本殿は神様のいる場所なので塀や垣根で囲って人の目につきにくいようにしているので一部しか見えず。残念。

 写真も撮り終えたのでお参りしようかと思いきや並んでるがな! 手持ち無沙汰で適当に歩いて時間潰ししてましたが並び人の数が減りません。仕方ないので並びましたよ。いざ黒塗りのかっちょええ賽銭箱の前に行ったのはよいのだが、参拝の方法が分からなかった(汗・・・。 ここの流儀が分からなかったので宇佐神宮の流儀適用。二礼四拍手一拝が宇佐の流儀です。もちろん社殿の広場に着いた時点で手水舎で左右の手を清め口をゆすいで前準備OK状態です。他の参拝者の参拝を見学していたのだけど、一礼だったり、二礼だったり、一拍手だったり、二拍手だったり色々です。様は真摯な態度でお参りする姿勢が大事なんだろうね。そう思っとこう。

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        霧島神宮社殿

リンク:霧島神宮

 天饒石国饒石天津日高彦火瓊瓊杵尊  ←なんて読むか分かる人は極めて少なかろう。御主神のお名前です。“あめにぎしくににぎしあまつひたかひこほのににぎのみこと” だそうです。通称ニニギノミコトでよいのかな?日本書紀や古事記に精通していれば読めるかもしれませんね。霧島神宮に限らず神社は神話の世界と繋がりがあるところが多いので神話の世界と歴史を勉強しながら神社を探訪すれば、ただ訪れるよりは感喜深い訪問ができそうかと思いました。で帰ってきて早速入門用に分かりやすそうな古事記・日本書紀の本を購入しました。まだ読んでませんが・・・・。
posted by kusajisi at 11:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月02日

桜島

 鹿児島県には現在活火山が11山あるようです。また、活火山は、過去の活動度の高い順にA〜Cの3ランクに分類されるそうな。
Aランク:桜島、薩摩硫黄島、諏訪之瀬島
Bランク:霧島山、口永良部島、中之島
Cランク:米丸・住吉池、池田・山川、開聞岳、口之島
ランク外:若尊
 Aランクの火山はどれも極めて活発な活動を繰り返している模様です。そして特徴として桜島はもとより、薩摩硫黄島、諏訪之島にも人が定住している点がすごいところかもしれません。日本人には火山・地震・台風は慣れっこと言えばそうかもしれませんが、外国人から見ると活火山の麓に温泉街が開けていたり、人家があるのが驚きだと話を聞いた事があります。麓に住んでいるからといって殺人的な被害に遭うでも無く、火山灰も何のその。そこで長い間生業を営んでいるたくましい人達は、生き物である火山と共に生活していく上での慣れ、噴火する迄には予兆があるという事実が経験則で達観してしまっているのやも知れません。灯台下暗しと言えば言えなくもないかな。

リンク:鹿児島県内の活火山

城山から望む桜島.JPG
         城山から望む桜島

 上の写真は鶴丸城跡の裏山?の展望台からの撮影です。鹿児島市内に行った時に照国神社(てるくにじんじゃ)の駐車場(有料)に車を止めた後、照国神社、西郷隆盛像、篤姫像と回って薩摩義士碑の横から城山展望台の方迄整備された森の道をてくてく歩いて行きました。展望台と言っても樹木が邪魔をしてそれほど開けている訳ではないのであしからず。また西郷像はすぐに見つかりますが、篤姫像は鶴丸城跡地、現在美術館になっている敷地内にあります。

桜島爆発.jpg
           桜島爆発 !

 桜島には二泊三日の行程の二泊目に行ったのでした。宿泊は薩摩川内(さつませんだい)市内で、鹿児島市内からではなく大隅半島側から橋伝いに上陸です。桜島に行く迄に日本の全樹種の中で一番大きな(太い)樹がある蒲生八幡宮の大クスを写真に収めてから、霧島神宮に寄ってそこから約一時間ちょっとで桜島手前の道の駅らしき所でちょっと休憩です。休憩地点に行くまでも爆発してるのが遠目に見えていたのだが、近くに行くとひどいもんですね、何が酷いって灰、灰ですよ! なんと言うか埃っぽくて喉がキモイ状態になります。また目に灰が入ると最悪です! こらあかんと思い花粉用のマスク装着です。

 道の駅?から橋まですぐですが、橋の周辺は灰だらけで道路標示の白線が極めて分かりづらい状態にありました。風で灰が流れてくる一帯を早く抜けなければ粉っぽく、又は埃っぽくてかないません。橋を渡ってから右に折れて10分前後走った先で撮影したのが上の桜島爆発 ! の写真です。さらに五分も走るとかの有名な埋没鳥居があるのでした。

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           埋没鳥居
 
 黒神埋没鳥居は大正3年(1914年1月12日)の大爆発で桜島の8つの集落が溶岩、灰、軽石等で埋没したそうです。埋没鳥居のある黒神地区でも全戸687戸が埋没したという事です。高さが約3mあるらしい鳥居もこの時の爆発で灰に埋もれて現在のような状態になったそうですが、この鳥居は大爆発の記念?にという事で掘り起こされずにそのままの状態で保存される事になり、昭和33年に県の文化財として天然記念物に指定されてもいるそうです。

 桜島は近年活動が目立って活発になって来ているのがメディアでも報道されているのでご存知の方も多いのではないかと思います。いったいどれくらいの爆発・噴火回数があるのかサラッと調べてみたらありました。

リンク:桜島の月別の噴火

 リンク先の表を見てみれば2009年から年間噴火回数が異常に増えているのが一目瞭然です。2012年の今年に至っては4月の末頃で既に500回を軽く突破している!結構な噴火回数ですね。桜島だけではなく最近では霧島山の新燃岳や硫黄島近辺でも火山活動が活発になり噴火したとメディアの報道がありましたし、富士山から噴気があがっていると報道された事もあります。日本の火山が活動期に入っているのかなと考えたりもしますが、素人にはよくわかん!

リンク:知事会談:白山噴火に備え、協議会設置 谷本知事、岐阜県知事と会談 /石川

リンク:富士山噴火の前兆現象“噴気”がライブカメラに映っていた?

リンク:気象庁火山情報

桜島船上から.JPG
          桜島船上から

 島を一周したかったのだけど時間が競っているのであきらめました。残念。時間が無かったので橋を渡ってからあちこちで写真を撮りながらフェリー乗り場まできました。ちなみにフェリーは24時間営業です。夜が遅い又は深夜は本数は減りますが一日中やってるのだ。ちなみにフェリーは鹿児島から乗船しても桜島から乗船しても料金は桜島側で領収します。高速道路の料金所みたいな感じです。料金は日産のキューブをレンタルしていたのですが1070円でした。人のみの乗船なら大人150円、小児80円です。片道約15分の旅でした。あ、それと桜島周辺に行ったら地元産のサツマイモの焼き芋を食べるとよいかもです。私が食べたやつはしっとりとして、異様に甘くて美味しかったです。鳴門金時以上に甘くて美味しいので驚きました。またかるかんという薄皮饅頭が名物らしいですが、いまいちでした・・・・。宮崎県のチーズ饅頭は非常に美味しかったのに、残念。
 


posted by kusajisi at 22:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする